いかなるメガネを掛けても「私に似合うメガネがない」という人がいます。モノの見方を変えましょう。そうしない限り「メガネが似合わない症候群」から抜け出すことはかないません。あなたに似合うメガネなどない。そんなものを探すのは無駄です。メガネを掛けて変化した自分を楽しむ気持ちになれれば、似合うメガネが目の前に山ほど出現します。
メガネが似合うのではなく、メガネによってあなたの顔の印象をどのように変えるのか？そのイメージを持ってメガネを選ぶことです。いつも同じ印象を相手に与えたいのなら同じような形のメガネを買えばいいと思います。でも少し印象を変えたいなと思うならいくらかでも今までの形から離れたものを選ぶ勇気を持つのです。だから自分の感覚だけに頼っていると、また同じことの繰り返しです。
雑駁に言って、丸いメガネなら柔和な印象になり、四角いメガネはきちんとした印象になり、目じりがきゅっと上がったメガネならシャープな印象を与えるでしょう。どんな印象に自分を変えたいのか、そのイメージを決めずにメガネ屋さんに入っていろいろなメガネを掛けても「なんか違う。どれも似合わない」と思っちゃっていつもと同じようなメガネを買うことになります。
今持っているメガネに近いものを掛けて似合うように感じるのは単に見慣れているからです。見慣れた顔に近いからです。何べんも繰り返しになりますが、同じ印象にしたいのなら同じようなメガネを選んでください。それでかまいません。少しでも変化したいのならこの感覚を打破しましょう。ブレイクスルー。踏み出せばその一足が道となるから心配いりませんと猪木さんも言ってました。
形以外にも材質によってもメガネの印象が変わります。大別してメタル系にするかプラスティック系にするかでフォーマル感やカジュアル感も違います。そういうことも加味しながらメガネを掛けかえるということは自分の印象を操っていく楽しみとも言えますね。変化を楽しむということなんです。この心情を持てないと楽しいメガネ選びができないかもしれません。
いっそのことスタッフさんに丸投げしてしまってもいいでしょう。「私はきつい顔だといわれるので、柔和な印象にしたいんですけど」というふうに相談しちゃうんですね。たとえば私の場合、言われなくても「こっちのフレームだとシュッとした感じだからシャープになって、こっちはやや丸いから優しそう」とかジャブ入れますからそういうやりとりで「ああ、この人は優しい感じにしたいいのかな」と考えつつおススメを絞ります。
そうはいっても一番大事なのはお客様本人のご意向です。なるべくそれに沿いたいと思いますがそこがクリアになっていないとなかなかうまくご提案できません。メガネを掛けると多少なりとも印象が変化します。どうせならなりたい自分に近づくように変えましょう。だからぜひぼんやりとでもいいので「どうなりたいのか」というイメージを持ってメガネ屋さんに行って、なるべく相談しながらメガネを選びましょう。 （花）
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