VRゴーグル、Oculus Go（オキュラスゴー）のその後。
Oculus Go（オキュラスゴー）では、Amazonプライムビデオを見られます。
ワタクシ、偶然にも会員ですので早速設定して映画鑑賞を試みました。
その感想を、主にメガネや目に関することから書いてみます。
Oculus Go（オキュラスゴー）固有の問題もあるので、その辺との区分けは難しいのですが。
メガネをつけたままでのVRゴーグル使用。
昨日書いたこと（↓）とも重複するところもありますが、もう一度。
メガネの焦点は遠めに合わせるのがいいようです。
遠近両用でなく、遠用単焦点レンズが適しているでしょう。
VRゴーグルのレンズや内部の画面が目のすぐそばにあるからといって、近くに焦点があるわけではありません。
ゴーグルのレンズはおそらく想像を絶するレベルの強い凸レンズだろうと思います。
だから（たぶん正視眼を基準として）無調節であたかも離れたところに結像するように見えるのだと思います。
ゆえに老眼のある眼でも遠用単焦点を用いるべきだと思います。
近視の人はある程度遠めがはっきりと見える強めの度合いで。
遠視の人は遠めをぼやけさせない程度の遠視度のメガネを掛けるほうが一般的に楽でしょう。
乱視度は無論、強いほど必要です。
眼の向きを動かされてしまう問題。
VRゴーグルは眼位に影響を与えるようです。
眼の向きを動かされてしまう、といえばいいのかとにかく眼位に影響を与えると思います。
これには、問題が表面化する人としない人がいるでしょう。
上で説明したように、メガネ（もしくは裸眼）の焦点がある程度正しく合っているとして。
それなのに視聴の際にやけに疲れるとか頭痛や肩こりを伴うという状態があるなら、眼位を動かされているかも。
それも不得意な方向へ動かされているのではないかと思います。
私を例にとってご説明します。
私の眼は内向き癖があります。内斜位ですね。
Oculus Go（オキュラスゴー）の左右レンズ中心同士の距離はたぶん64㍉くらい。
なんとなく定規をあてがってみての計測です。
でも世の中にある「誰が使うかわからないレンズ」の中心はおしなべて64㍉に設定されている気がします。
さて、私の左右眼の距離はそれよりもう少し広いのですが、この差が目を動かしてしまいます。
上でOculus Go（オキュラスゴー）のレンズは、そこらへんのメガネレンズなど太陽系の彼方まで吹き飛ばすほど強い度合いだといいました。
そんな強い凸レンズが、私の眼の幅よりも内側にレイアウトされているわけです。
凸レンズが内側にレイアウトされるとベースインプリズムが発生します。
これは見ているものを外側にずらす作用があります。
右眼で見ているものは現実の位置よりさらに右に、左眼で見ているものはさらに左に動かされます。
つまり、視線を外側へ開く力を要求されることになるのです。
先に書いたように、私は内斜位です。内側を向きたがる眼の癖なんですね。
内向きなのに、Oculus Go（オキュラスゴー）を通して見るときには「外向きを要求される」わけです。
このようなタイプは眼精疲労（たぶん融像性の眼精疲労）が起こりやすくなるのではないかと思います。
私と似た状況であっても、眼を外へ向ける力が強い人は眼精疲労のような形で表面化しないでしょう。
私とは逆に外向き癖の人は、もしかしたらとても快適にOculus Go（オキュラスゴー）を視聴できそうです。
「眼の向き」と「レンズ中心が眼の中心より内側に来るか外側に来るか」でこれらは逆の作用を及ぼします。
人それぞれに違うのです。私は映画を見ていて「ちょっと疲れるかなぁー」というくらい。
でも対策もあります。
昨日、私がVRゴーグル用に注文したレンズは対策なしのレンズですから、対策済みも作ってみて比べましょう。（花）
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