遠視の人というのは、あまり強度でなければメガネをしません。
若ければ若いほど。
若い人は確かに問題ないことが多いのでまぁいいでしょう。
遠視でS+1.50Dくらいまでの人はなかなかメガネをしませんね。
でも、これが近視でS-1.50Dだと普通に運転免許が通らないことが多くなります。
だから近視の人はメガネを掛ける人が多いです。
遠視でも若い人は自己調節が強く働くので、1.50D程度の遠視なら自分の眼の力で相殺してしまいます。
補足ですが、自己調節で近視を相殺することはできません。
で、遠視の人も年を取るわけです。
富める者にも貧しき者にも等しく与えられるもの。それは時間ですからね。
遠いところを見る視力(遠見視力)はとても良いといわれてきた遠視の人も、老眼年齢に差し掛かるとつらくなります。
自己調節力が衰えてくるのが老眼年齢。
衰えた自己調節力に鞭打って、常時1.50Dの調節を働かせるわけですね。
でも「オレ(ワタシ)は目がいいんだ!」というプライドで頑張り続けます。
でも、そこにS+1.50Dの遠視のメガネを掛けたら楽ですよー。
衰えた目の代わりにメガネが自己調節分を受け持ってくれるんです。
先日来られたお客様は「眼が疲れる。目薬を手放せない」という方で、ちゃんと遠近両用メガネもお持ちです。
度合いもよく、なぜ眼が疲れるのか聞きだしてみました。
まず開口一番に聞いたのは「メガネを常用していますか?」ということです。
つまり、朝起きてから夜寝るまでなるべく外さず使っているのか?という意味です。
お答えは「主に読み書きの時と外出の時だけですね」というもの。
これって眼のいい人が老眼になった場合の典型例です。
そのメガネが遠近両用であろうと老眼鏡であろうと「メガネは近距離を見る必要があるときに使うもの」と考えています。
遠見の視力が正視に近いほど、その考えは間違いとは言えませんがある程度の遠視なら常用するのが吉です。
前述したように、遠視分の自己調節をメガネが受け持ってくれて、眼に楽をさせてくれるからです。
そういう人は「テレビは見えるから室内ではかけていない」とも言います。
実は室内は屋外と違って、近距離のものに目が行く機会が多いのでそれだけ自己調節を使うことが激増するわけです。
テレビだってその実、ちょっと近い距離にある物体です。
だから遠視の人は室内こそメガネを掛けていただきたいもの。
このようにそのお客様に説明したら「メガネは何度も作ってきたけどそんな説明をされたことはなかった」と。
私は、遠視の人は良く見えるためというより眼精疲労軽減のためにメガネを掛けるのは有効だといつもお客様には説明しています。
たしかこれ、眼鏡学校で習ったような覚えもあってメガネの常識だと思っています。
と、ここまでビシッと書いてきましてが、どれだけ燃えるような情熱でメガネの必要性を遠視の人に説いてもほとんどかけてくれません。
一番の理由は「メガネが邪魔」だからです。
小さいころや若いころから掛け慣れていないと、やはり邪魔なものです。
レンズ越しの見え方というものにも慣れなければいけません。
でも私はその必要性や有用性を説明します。
掛けるつもりはないだろうな、と思いつつも説明します。
このたびのお客様は「頑張って常用してみます」とこのことをご理解くださいました。
常用するかどうかはお客様の意思に委ねられていますが、私はいつも最善の説明を尽くします。(花)
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